じゅり(34)
味覚の変遷
子供の頃から大好物が変わらない人はその物ではなく思い出を食らっているのではないか?という説をここに置いて、お茶をひいているじゅりです( ˘ω˘)
味覚というのは、どんどん変わっていく物だと思います。
離乳食で味のない豆腐を喜んで食べていた赤ちゃんは、いずれグミやチョコなどわかりやすく味のある物を好んで食べるようになります。
野菜は嫌いな子が多いですよね、苦いとか青臭いとか。
でも大人になったら、ミョウガなどの薬味を喜んで食べるようになり、辛い物もいつのまにか食べられるようになっている。
これは味覚の進化なのか、退化なのか。
豆腐の素材そのものの味を楽しめたあの味覚は、鋭かったのではないか
苦味と独特の風味を放つ薬味を好んで食べるようになったのは、苦味という本来毒かもしれないものを排除する能力が低下しているのではないか
なんの話ですか?
駅前のラーメン屋が潰れたっていう話です。
20代の頃、結構好きでした。
こってりしていて、旨みがぎっしりしているきがして、よく食べていました。
ここ最近は、換気扇から出てくるニオイも避けたいくらい、重たくてしんどいものになっていました。
そして閉店しました。
京橋でここのラーメン屋を好んでいた層が、ここのラーメン屋を卒業してしまったということでしょうか。
流行り廃りもあるし、物価高の昨今ですのでそれだけが理由でないのはもちろんわかっていますが、そういうのも一因なのかな、なんて。
切ないですね。
だれかじゅりを流行らせてください。